香港電車公司は１月２４日から、復刻版トラムを使った観光列車「電車全景遊（ＴｒａｍＯｒａｍｉｃ　Ｔｏｕｒ）」を開始する。１月１６日付香港各紙によると、このツアーでは乗客は１９２０年代に走っていた英国製のオープントップ式車両の復刻版トラムに乗って、上環の西港城（ウェスタンマーケット）からコーズウェイベイまで、約１時間の列車の旅を楽しむことができる。車内には８種の言語による音声ガイドを完備し、香港の変遷やトラムの歴史を解説する。また、昔のトラムの写真をはじめ、車掌が使っていたキップ切りハサミ、１９５０年代のトラム職員の社員証、１９７０年代のキップなど、歴史を感じさせる貴重な資料が展示される。料金は大人1人９５ドル、４～１１歳とシニアは１人６５ドル、４歳未満は無料。チケットは香港電車公司のホームページで予約できるが、出発時に空席があった場合はその場でも購入可能という。【関連記事】