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高速鉄道、追加予算通らなければ工事中断
立法会工務小組委員会は1月19日、広州―香港間高速鉄道の香港区間建設に関する追加予算申請について審議したが、採決には至らなかった。20日付香港各紙によると、同委は昨年12月末に追加予算について審議を開始し、今回で3回目。運輸及房屋局の張炳良・局長は香港鉄路有限公司(MTRC)へのプロジェクト委託費650億ドルは7月で使い切ってしまうため、「2月末までに追加予算が認められなければ当局は工事中断を決定しなければならない」と指摘。一方、立法会財務委員会の陳健波・主席は同委で2月末までに可決する可能性は低いが、デッドラインは3月末との認識を示した。MTRCとの契約では工事中断は最長6カ月となっており、今期中に予算が下りなければ契約を破棄するため、工事中断からプロジェクト中止にかかる費用は最低48億ドルと見込まれる。さらに次期立法会が始まってから新たに入札を行い、工事が完了するまでの費用は280億ドルに上るという。【関連記事】