繁華街の店舗賃料が下がりつつある中、旺角朗豪坊向かいのショッピングビル「ＭＰＭ商場」が現テナントの翠華餐庁に対し強気の４割増の賃料を提示したところ、翠華側がそれを受け入れたことがわかった。１月２０日付香港各紙によると、ＭＰＭ側の提示額は月６０万ドルと現行の４３万７０００ドルから３７％も上昇。時流に逆らったような値上げだが、同ビルのオーナーの一人である黎永滔氏は「もともとここの賃料は周辺と比較しても割安だった。ほかのテナントにも同様に一律の割合で値上げをお願いしている」と反論している。翠華は２０１０年に月３８万ドルを３年分契約、その後の１３年に１５％アップの４３万７０００ドルで更新している。今年２月に契約満了となるため、ＭＰＭ側では月８０万ドルで新テナントを募ったものの契約までには至らなかったため、２０万ドル減額で翠華と再更新という経緯のようだ。【関連記事】