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香港でも「雪」の予報、天文台は否定
寒波の南下で気温低下が予測されるこの週末だが、「香港でも雪が降るかもしれない」という欧米機関による情報があり、大きな注目が集まった。1月19日付香港各紙によると、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)のデータでは、24日の新界北部の地表の気温は0~4度、大帽山山頂の気温は0度以下と予測されている。もし香港上空の気温が0度以下になった場合は雨天となり、雪が降る可能性があるというのだ。一方、米国の国立気象局のグローバル・フォア・キャスト・システム(GFS)は、1月18日午前に「1月24日8~11時に雪が降る可能性がある」と予測したが、18日午後には取り消された。香港天文台の話では、1月24、25日は気温が市街地は9度、新界では2~3度まで下がるものの、雪は降らないそうだ。ECMWFの発表するデータは、各気象台が天気を予報する際に参考とする多くの情報のうちの一部だと説明。さまざまなデータから総合的に判断すると、香港は亜熱帯に属するほか、近年は温暖化が進みんでおり、雪が降ることはめったにないという。香港では観測史上、5度降雪が確認されている。1893年1月16・17日、1967年2月2日、同年12月13日、1971年1月29日、そして最後に雪が降ったのは41年前の1975年12月14日だ。【関連記事】