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ドラッグ密売組織摘発、16歳妊婦も売人に
違法薬物を販売したとして10~20代の男女4人が1月10日逮捕されたが、逮捕者に16歳の妊婦がいることが分かった。11日付香港各紙によると、容疑者らが拠点としていたのは旺角の彌敦道沿いの新興大廈の一室。薬物売買の情報を得ていた警察が10日深夜に張り込みを開始、室内から男女が外出する機会を見計らい、薬物の所持を確認し逮捕したという。逮捕されたのは暴力団「新義安」の構成員の男(21)と、売人役の16~29歳の女3人。男が外部から薬物を仕入れ、売人役が西九龍地区のカラオケ店やバーなどで売りさばいていたようだ。押収された薬物はコカイン22グラムとケタミン500グラム以上で、末端価格10万ドル以上とみられている。逮捕されたうち16歳の少女は妊娠していることが分かっているが、香港の法律では特に考慮されることはなく、通常の裁判が行われる。専門家の話では6~11年の重刑が妥当とみられ、刑務所内での出産が確実視されている。【関連記事】