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深センで土砂崩れ、91人が行方不明
深セン市光明新区で大規模な土砂崩れが発生、現在も90人以上が行方不明となっている。12月21日付香港各紙によると、土砂崩れがおきたのは20日の午前11時40分ごろの、同区内にある工業団地の柳渓工業区。隣接する残土置き場の土砂が突如崩れ、津波のように周辺のビルや工場など33棟の建築物をなぎ倒していったという。約10万平方メートルの土地が土砂の下敷きになるまでにかかった時間はわずか30秒ほど。21日昼現在で分かっている被害者の数は、少なくともけが人7人、行方不明者91人。当日は日曜日で、幸い平日よりも人出は少なかったが、工場の宿舎内などにいて逃げ遅れた人も相当数いたとみられている。市政府では警察隊や消防隊など1500人以上の人員を投入、現在も救出作業を行っている。土砂崩れが起きた場所はもともと建設現場で排出された残土の置き場となっていたが、土砂が12階建てのビルと同等の高さまで達していたなど規定以上に積み上げていた疑いもあり、人災との声も上がっている。【関連記事】