バックナンバー
|
|
消費者委、抗生物質使用の食肉やめるよう通達
消費者委員会は先ごろ、香港の9つの飲食チェーンに対し、抗生物質を使用した食肉の仕入れと提供をやめるよう通達した。12月8日付香港各紙によると、通達先はケンタッキー、マクドナルド、サブウェイ、吉野家、大家楽、大快活、美心MX、太興、翠華餐庁。これらのチェーン傘下の飲食店は800店以上におよぶ。このうち米マクドナルドは2年内に抗生物質を投与された鶏肉を使用しないと承諾。サブウェイも2016年は抗生物質を投与された七面鳥肉を使用しないことと、6年内に豚肉と牛肉を抗生物質を投与されていないものに切り替えることを承諾したという。動物と家禽類の化学物質残有量に関する香港の法令では、7つの薬物が禁止されておりその中には2つの抗生物質が含まれる。また37の抗生物質に対し、濃度の上限が定められている。食物安全中心が2012年に食物2000個のサンプルを使って行った調査では、不合格だったのは1件のみ。今年1~6月に行われた抗生物質の物質の残有量を調べる検査では、880個のサンプルすべて合格だった。【関連記事】