曽俊華（ジョン・ツァン）財政長官は１１月１日、公式ブログで第１３次５カ年計画（２０１６～２０年）に言及した。２日付香港各紙によると、曽長官は公表された５カ年計画草案で最も重要な情報は「イノベーション」とみる。イノベーションは５つの発展理念の筆頭に挙げられ、単なる政治スローガンではなく現実的な意義を持つと指摘。特に財界関係者などは計画への理解を深め、国家の発展の方向性を把握して商機を模索するよう呼び掛けたほか、「香港は国家経済と対外開放で重要な役割を担う」として人民元国際化を例に挙げた。また食物及衛生局の高永文・局長は中国本土の「一人っ子政策」廃止の影響に触れ、「本土の人口構成にとって重要な措置」と指摘したほか、まだ一定期間は粉ミルク持ち出し制限と本土妊婦受け入れ拒否の政策を維持することを明らかにした。【関連記事】