元民主党の狄志遠氏と黄成智氏らが結成した政治組織「新思維」の中核メンバー１１人が１０月２１日、梁振英・行政長官と会談した。２２日付香港各紙によると、新思維メンバーは梁長官に組織の理念を紹介するとともに、青少年の育成、高齢化問題、教育などの政策について意見を提供した。召集人の狄氏は「会談は１時間に過ぎなかったが、雰囲気は良好だった」と述べ、若者に関する議題について比較的多く討議したことを明らかにした。新思維は政治体制改革をめぐって中央との対話を主張したため民主党から除籍された黄氏と離党した狄氏が中心になって結成した。公民党から離党した湯家●氏も同じく中間路線を主張する「民主思路」を発足したが、湯氏はまだ梁長官から会談の誘いを受けていないという。新思維は立法会議員選挙に出馬するため、施政報告に対して何か提案があるだろうが、民主思路は主に１国２制度などの原則的な研究を行うと述べた。【●＝馬へんに華】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=12757