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最新号の内容 -20151020 No:3805
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香港と本土のサポーター、衝突防止でトイレも別

 来る11月17日に旺角スタジアムで行われる2018年ワールドカップロシア大会(W杯)アジア2次予選「香港対中国」は、観戦希望者の多さに対し座席数が少なく、プレミアチケットになることが予想される。このため、地元サポーターへの座席確保という目的から、チケット購入時や試合当日に身分証が必要になるという。香港サッカー協会(HKFA)は10月19日、メディア向けにプレスリリースを発表し、チケット発売は11月4日で、購入方法などの詳細は10月23日に公表することを明らかにした。一方、それに先駆け19日付香港各紙はサッカー協会関係者の話として、チケット購入者はネット予約の際に登録番号を取得し、さらにチケット受け取り時は身分証を提示することになる、と報じた。試合当日は入場時に身分証提示が必要という。9月に中国本土で中国対香港戦が行われた際は、転売やダフ屋出現を防ぐため中国サッカー協会がチケット購入を実名制とした例があるが、HKFAの狙いは数少ないチケットを香港のサポーターのために確保することを目的としており、香港市民である証拠として身分証の提示を求めることにしたようだ。試合当日は両者のサポーター同士の衝突も予想されることから、中国と香港のサポーターエリアを分け、各側に専用トイレも設置する予定という。10月18日時点で香港はアジア2次予選C組のグループ2位。中国に3ポイント上回っている。【関連記事】