梁振英・行政長官は１０月１０日、貧困問題に対応する扶貧委員会のサミットで昨年の貧困人口を正式に発表した。１１日付香港各紙によると、２０１４年の貧困人口は１３２万５０００人で、１３年の１３３万６０００人から減少。貧困率は１９．９％から１９．６％に低下した。さらに生活保護など恒常的な現金収入が得られる政策の影響を考慮した貧困人口は９６万２０００人で、１３年の９７万２０００人から減少。貧困率は１４．５％から１４．３％に低下した。貧困人口は記録のある過去６年で最低、２年連続で１００万人を下回った。だが６５歳以上の高齢者の貧困人口（政策の影響を考慮）は２９万４０００人で、１３年の２８万５０００人から増加。貧困率は３０％に達しており、高齢者３人に１人が貧困状態といえる。【関連記事】