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最新号の内容 -20151012 No:3799
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W杯予選、香港スタジアム使えず減収必至

 来る11月17日に香港で行われる2018年ワールドカップロシア大会(W杯)アジア2次予選「香港対中国」の開催場所が旺角スタジアムに決まった。香港サッカー協会(HKFA)の10月8日付プレスリリースによると、11月上旬に7人制ラグビーのリオ五輪アジア予選が行われることからピッチの損傷を理由に康楽及文化事務署(LCSD)から香港スタジアムの使用許可が下りなかった。HKFAは小西湾スタジアムあるいは旺角スタジアムでの開催を検討した結果、香港代表選手たちからの要望と、ピッチコンディション、観客席とピッチが近く臨場感がある雰囲気などから総合的に判断し、旺角スタジアムの使用を決めた。しかし、観客収容数は香港スタジアムの約4万人に対し、旺角スタジアムは約6600人。多くのサポーターが入場できなくなる。香港スタジアムが使用できないことに対しHKFAでは当初「非常に遺憾である」とのコメントを発表していたが、ほどなくこれを「深く失望した」と訂正。その落胆ぶりが計りしれる。チケットも一般売り出しは4000枚程度に限られるため、HKFAの収入も約360万ドルの大幅減となる見込みだ。【関連記事】