中国本土の大型連休である国慶節連休の来港者数は最初の２日間に大きな伸びを見せたものの、３日目は減少に転じた。１０月４、５日付香港各紙によると、来港者数の前年同期比伸び率は１日が全体で１５．４％増、うち本土からの来港者数は１６．２％増、２日は全体２０％増、本土２２．３％増、３日は全体５％減、本土２．５％減で、３日間の合計では全体１０％増、本土１１．５％増となっている。特に３日は本土からのツアー客が約１０％増だったのに対し、自由行は約１０％減、深セン市民の数次ビザによる来港は約３０％減となった。香港旅遊業議会の胡兆英・主席は、１～２日は米国の大学進学適性試験（ＳＡＴ）を受験するために来港した本土の学生と保護者が数万人に上ることや、海外旅行に向かう本土住民が香港を経由したことで両日の来港者数が増加したに過ぎないと指摘。さらに通常は日帰りの深セン市民が台風の影響で来港しなかったことやビザ制限ため３日の来港者数が減少したとみている。【関連記事】