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香港ドル、人民元から交換活発化で市場介入
香港金融管理局(HKMA)は9月1日、人民元投資の手仕舞いの動きに対応した香港ドル防衛で2度の市場介入を実施した。2日付香港各紙によると、HKMAは香港ドル相場が対米ドル・ペッグ制の許容変動幅の上限に迫ったため、4月24日以来、約4カ月ぶりに香港ドル売り・米ドル買いの市場介入を行った。2回に及ぶ介入額は約155億ドルで、銀行間市場の資金のだぶつきを表すアグリゲートバランス(MKMA決済性預金残高)は4日に約3061億6800万ドルに膨らむ見込みだ。人民元切り下げの影響や中国経済の減速懸念で人民元から香港ドルへの交換が活発化し、香港ドル相場は8月27日から上昇圧力が高まっていた。中国銀行(香港)の陳少平・総経理は、今後数日から1週間は上昇圧力が続き、HKMAが再度介入する可能性もあるとみている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=12513