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月餅、糖分や脂肪過多に注意
市販されている月餅の約半数に糖分や脂肪、飽和脂肪酸が多く含まれていることが分かった。これは『明報』が有名ベーカリーの月餅のうち、6種の「卵黄2個入り蓮の実あん月餅」と2種の「卵黄入り月餅」について、それぞれの栄養表示を比較したもの。調べたのは、栄華、美心、東海堂、奇華、聖安●、恒香の製品だ。8月17日付同紙によると、香港食物安全中心が推奨する国際標準では、100グラム中の含有量が、糖は15グラム以上、脂肪は同20グラム以上、飽和脂肪酸は同5グラム以上で高い数値とされるが、糖分に関しては調べた8種の月餅すべてが国際標準を超えていた。最も少ないもので24.4グラム、最も多いものでは34.3グラム含まれていた。また、糖分、脂肪、飽和脂肪酸の3つがいずれも標準を超えていたのは3種で、栄華、東海堂、聖安●の製品だった。今回糖分を多く含むことが判明した美心と東海堂は食品・飲食大手「美心集団」の傘下だが、その幹部である陳智思氏が食物の減塩・減糖を目標とする「降低食物中塩分糖分委員会」の主席を務めていることについて、疑問の声も出ているようだ。【●=女へんに那】【関連記事】