民主派議員のうち２３人からなる「弁当会」メンバーは７月２６日、今後の方向性を討議するため８時間余りに及ぶ会議を行った。２７日付香港各紙によると、召集人である公民党の梁家傑氏は会議後の記者会見で、（１）区議会選挙に向け１８区すべてに「民主派会議」を設置（２）中央との意思疎通を図る（３）市民社会との連携維持――の３つで合意したと発表。「これまで中央は偏った情報を得て香港の情勢を見誤っていた」と指摘し、「中央は民主派に香港政治における一定の地位を認め、民主派を攻撃対象にしなければ真の対話と意思疎通が図れる」と述べた。市民社会との連携では、財界や「セントラル占拠行動」後に設立された２０余りの専門団体と連絡を強化すると説明した。工党の李卓人・主席も会議で中央と民主派の関係が言及されたことを挙げ、中央との意思疎通を求めた。一方、先に民主党を除籍された黄成智氏は、他の元民主党、現民主党のメンバーとともに新党を創設し区議会選挙や立法会選挙に立候補する意向だが、民主党の劉慧卿・主席は「目標が同じならば協力の余地はある」と語った。【関連記事】