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香港初アザラシに白内障の手術
海洋公園(オーシャンパーク)のアザラシが先ごろ、白内障の手術を受けた。7月15日付香港各紙によると、患者は園内で飼育されているアザラシの中では最も高齢のローズ(21歳)。9年前からその行動に変化があり、飼育員を見つめなくなっため検査したところ、白内障であることが判明。その後視力はどんどん後退し、餌が見えなかったり、仲間のアザラシにぶつかるなどして、次第に1頭で過ごすことが多くなった。1年ほど前からは右目は完全に視力を失い、聴力に頼って暮らしていたそうだ。アザラシが白内障の手術を受けるのは香港では初めてのケースだったが、術後は右目の視力が7割程度まで回復し、元気に過ごしている。左目は白内障になっているものの一定の視力があることから手術する予定はないという。現在、同園にはほかにも白内障のアザラシやアシカが9頭おり、必要があれば手術を行う考えだ。【関連記事】