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中文大調査、政治改革棚上げに6割が同意
香港中文大学アジア太平洋研究所は先ごろ、普通選挙案の否決を受けた世論調査を行った。8日付香港各紙によると、調査は6月24~26日、760人を対象に行われた。「今後3年、政治体制改革を棚上げし民生問題に注力すべきか」との問いに「同意」が59.6%、「同意しない」が15.2%。「今期特区政府は政治体制改革をやり直すべきか」には「同意」が42.8%、「同意しない」が45.5%。「政治体制改革をやり直した場合、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の決定を撤回または修正できるか」については「難しい」が73.9%、「可能性がある」は13.9%。「政治体制改革が失敗した責任は誰にあるか」は民主派が30.9%、中央政府が24.2%、特区政府が20.9%だった。城市大学専業進修学院の宋立功氏は「民主派が政治体制改革案を否決した直後に政治体制改革のやり直しを要求していることに市民は反感を抱いている。民主派は態度を調整しなければ区議会選挙で不利になる」と指摘した。また香港大学民意研究計画が6月29日~7月2日、1037人を対象に市民が最も関心ある分野について調査したところ、民生が60%、経済が19%、政治が17%だった。【関連記事】