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中国人民解放軍、香港で初めて公開演習
中国人民解放軍駐港部隊は7月4日、新界北部の屯門青山訓練場で初めての公開軍事演習を行った。5日付香港各紙によると、演習は武装テロ集団が屯門青山を占拠し香港島や九龍、新界での破壊活動を企てていると想定したもの。駐港部隊約1000人が参加し約45分行われ、ヘリやミサイルによる空襲や装甲車による砲撃、歩兵部隊による進撃で敵陣に立てられた青い旗を赤い旗に差し替えて作戦を完了した。政府高官や立法会議員など各界から500人余りが視察に招かれたほか、メディアにも公開された。演習の目的は「香港独立派」に対する威嚇との見方もあるが、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の范徐麗泰(リタ・ファン)常務委員は「一部に排他主義と香港独立を吹聴する者がいるが、少数に過ぎない。香港独立問題に対し特区政府は処理能力があり、解放軍の出動は必要ない」と強調。また「国家安全法」の公布と演習との関連性も否定した。【関連記事】