香港大学民意研究計画が返還１８周年を機に行った世論調査で、香港市民の国民意識が高まったことが分かった。７月１日付香港各紙によると、調査は６月２２～２５日、１０３８人を対象に行われた。近年低下傾向にあった「中国国民の身分に誇りを感じる」との答えが前年同期比５ポイント上昇の３８％で、２０１２年のレベルを回復。「誇りを感じない」は同６ポイント低下の５６％だった。ただし１８～２９歳では「誇りを感じない」が７８％を占めた。中央政府の対香港政策についてはプラス評価が同２ポイント上昇の３３％、マイナス評価が同１ポイント低下の３２％だった。同計画の鍾庭耀・教授は「政治対立が一段落して香港市民の国民意識が顕著に上昇した」と分析している。【関連記事】