香港２０２０を率いる陳方安生（アンソン・チャン）元政務長官は６月２９日、７・１デモのスローガンの１つとなっている「香港基本法の改正」との要求は支持しないことを表明した。３０日付香港各紙によると、陳方氏は「基本法改正は親政府派が引き締めを要求することもできるため、パンドラの箱のようにひとたび開けば結果は予想できない」と指摘。急務の課題は政府が主導して中央との意思疎通を図るプラットホームをつくり、政治体制改革の議論を再開することと述べた。また２０１７年の行政長官選挙は現行制度で行われることになったものの、陳方氏は民主派も立候補すべきとして公民党の余若薇・主席と梁家傑・代表を名指しした。２人とも基本法と１国２制度を擁護しているため中央は愛国愛港とみなすべきとみている。【関連記事】