特区政府地政総署は６月２２日、セントラル占拠行動の延長で立法会議事堂周辺を占拠しているテントなどの強制撤去について発表した。地政総署は強制撤去が「土地条例」に基づくもので、認可されていない土地の違法占拠に対する管理措置と説明。昨年１２月半ばから金鐘の添美道、立法会道などの歩道を違法占拠するテント村関係者らに対し張り紙を掲示し、２４日までの撤退を通告した。２２日付香港各紙によると、地政総署は２４日午前中にも障害物の撤去作業を行う見込みで、すでに香港警察に協力を要請。今のところ特殊部隊が出動して強制排除を行う計画はないという。テント村はピーク時に約２００個のテントが並んだが、２１日現在では約８０個。泊まり込んでいるのは１０人余りで、約２０人が最後の瞬間まで座り込みを続けると表明。当局は７月１日までの完全撤去を目指している。先週の政治体制改革案の採決前には警察がガラス瓶や刃物、木材などの潜在的危険物を取り除いていた。【関連記事】