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航空会社の格付け、キャセイは3位へ後退
英国のリサーチ会社「スカイトラックス(Skytrax)」が6月17日、2015年の「ワールド・エアライン・アワード」を発表した。6月18日付香港各紙によると、カタール航空が1位となり、昨年トップだったキャセイパシフィック航空は3位へと順位を下げた。今回の調査は2014年に9月から15年5月に105カ国・地域の旅客計1890万人が、航空会社の機内食、座席の快適度、乗務員の接客態度など41項目に関してアンケートに答えたもので、245社について評価している。キャセイ航空は同アワードで過去に4度1位に輝くなど高評価を得てきた。今回の2位はシンガポール航空だった。一方、キャセイ航空は7月から欧州線のフライトに勤務するパイロットを現行の4人体制から3人体制へと変更する。消息筋は、パイロットの人員不足に加え、来年からの新たな機体の導入などを控えたリストラだと指摘。3人体制では休憩時間が3割も減るなどパイロットの負担が大きなり、安全な運航への影響も懸念されるため、パイロットらで構成する労働組合では会社側と話し合いを行う考えという。【関連記事】