先に中間穏健派シンクタンクとして「民主思路」を発足した公民党の湯家●・議員はこのほど、民主派内での本土主義（排他主義）の台頭に警鐘を鳴らした。６月１１日付『星島日報』によると、湯氏は今回の政治体制改革の失敗は「１国２制度」「基本法」に対する中央と民主派の認識の隔たりにあるため、この溝を埋めて初めて次に政治体制改革案を可決させるのに有利な条件ができるとみる。たとえ全国人民代表大会（全人代、国会に相当）常務委員会が昨年８月の決定を撤回したとしても民主派は可決に回るとは限らないという。昨今の過激な行動に走る排他主義の台頭は「左に振れれば大衆主義、右に振れれば香港独立となり、ともに中央に受け入れられない」ため大変危険だと指摘した。【●＝馬へんに華】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=11992