公民党の湯家●・議員は６月８日、新たな政治討論プラットホーム兼シンクタンクとして「民主思路」を発足した。９日付香港各紙によると、民主思路は中間穏健派を旗印として約２０人が参加。湯氏が召集人を務め、元公務員事務局局長の王永平氏が名誉顧問、香港中文大学客員講師の袁弥昌氏（過激派である人民力量の袁弥明・主席の兄）が総幹事、民主派に近い香港大学政治・公共行政学部の陳祖為・教授や城市大学公共・社会行政学部の葉健民・教授、親政府派に近い香港大学経済学講座の王于漸・教授や中文大学経済学部の宋恩栄・教授、全国香港マカオ研究会の朱兆麟氏らが名を連ねている。民主思路は民主派と親政府派に二極化する中で第３の道を模索し、社会の亀裂を修復し、対話路線を掲げて中央の香港に対する見方に影響を与えることを目指す。政治体制改革案の採決間際に発足させたことから湯氏が可決に寝返るための布石ともみられているが、湯氏は「投票の意向には影響しない」と否定した。【●＝馬へんに華】【関連記事】