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6・4集会、参加者数は過去7年で最低
香港市民支援愛国民主運動連合会(支連会)は6月4日、天安門事件による犠牲者を追悼する6・4キャンドル集会をビクトリア公園で行った。5日付香港各紙によると、26周年を迎えた今年の参加者数は主催者発表で13万5000人、警察の推計ではピーク時に4万6600人。ともに2009年以降で最低となった。支連会の「民主的な中国を建設する」との理念に反発して香港専上学生連会(学連)が初めて欠席したほか、香港大学学生会や過激派(排他的民主派)団体が独自に集会を行うなどで追悼活動は分散化した。香港大学で行われた集会には主催者発表で2000人が参加した。同日午後はビクトリア公園周辺で過激派団体の熱血公民や香港本土力量、親政府派団体の愛港之声や和平論壇などが活動を行い、衝突を警戒し多数の警官が配備された。熱血公民は香港全域をバスで巡回した後、尖沙咀で集会を開催。警察の推計でピーク時に約800人が参加した。全国香港マカオ研究会の劉兆佳・副会長は「伝統的な民主派政党・団体は過激派の支持を取り付けようとするため、ますます過激になっていく。過激派と一線を画さない限り位置づけはさらに不明確になる」と指摘した。【関連記事】