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MERS、公立病院でマスク義務付け
韓国で中東呼吸器症候群(MERS)の感染が増えていることから、衛生署では来港前に韓国を訪れた入境者に対し検疫を強化し、発熱や呼吸器系疾患の症状が現れ、韓国滞在中に医療機関を訪れた者は一律感染疑い例として処理することを決めた。6月2日付香港各紙によると、この措置は、香港特区政府が韓国当局に対し韓国初の感染者が診察を受けた2カ所の医療機関の名称を公表するよう求めているが応じられないためで、発熱や症状があり過去14日内にソウルのいかなる医療機関であろうと訪れた経歴のある者については、ウイルス検査を行い陰性の結果が出るまで隔離する。また、香港域内の公立病院では感染予防措置の一環として救急医療室、外来診療室を訪れる市民にマスクの着用を義務付ける。香港では、飛行機で韓国人患者の座席に近い2列に座っていた乗客(密接な接触者)29人のうち19人(6月1日14時時点)が隔離されているが症状は出ていないという。29人のうち4人は韓国にいて、6人は中国本土におりそのうちの5人は隔離されている。【関連記事】