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天安門事件追悼デモ、学生団体の参加減少
香港市民支援愛国民主運動連合会(支連会)は5月31日、天安門事件追悼デモを行った。6月1日付香港各紙によると、デモ隊は午後3時に湾仔修頓球場から西環の中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)まで行進。参加者数は主催者発表で昨年と同じ3000人だが、警察の推計ではピーク時に920人で、昨年の1900人から大幅に減少。香港専上学生連会(学連)や香港大学学生会が4日に行われる追悼集会に参加しないことを表明したため、デモ行進でも学生団体の参加が減少した。デモ隊の中には英国植民地旗や黄色い傘を掲げる者もいた。出発地点では親政府派団体「和平論壇」が国旗を掲げて「支連会は天安門事件の真相を歪曲している」と抗議したほか、行進中には地元派(排他的民主派)団体「香港本土力量」が「民主党は過去に新移民の権利を擁護した」と批判するなど、双方からの攻撃を受けた。【関連記事】