閉局まであと１年をきった亜洲電視（ＡＴＶ）は先ごろ朝のニュース番組を打ち切りにしたが、５月１７日をもって昼のニュース番組『十二点半新聞』も終了した。５月１６～１８日付香港各紙によると、１８日の同時間帯には情報番組『時事追撃』が放送され、今後は同枠でドラマや旅行番組を放送する。ＡＴＶ広報は、ニュース部門のスタッフは昨年９月には２００人以上いたが現在は１２０人あまりで、人手不足が打ち切りの理由と説明。香港ニュースの記者は８人しかおらず、さらにそのうちの２人はすでに辞職しているという。ニュース番組が減ったことで、一定の放送時間を求める『広播条例』に反するのではとの危惧が出たものの、テレビ局は毎日午後６時から深夜１２時に英語・中国語チャンネルで１５分以上のニュース番組を２本放送するとの規定には、『六点鐘新聞（６時のニュース）』『夜間新聞（夜のニュース）』を継続すれば抵触しないという。【関連記事】