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宝飾品の周大福と六福、店舗閉鎖や拡大凍結
宝飾品大手の周大福と六福は旅行者による消費減退を受け、店舗の閉鎖や拡大凍結の方針を打ち出した。5月9日付香港各紙によると、周大福の黄紹基・社長は昨年下半期から来店者が急減し、最近回復してきたものの依然として前年同期比30%減であることを明らかにした。来店者減少の原因として「最近の香港社会の雰囲気から、中国本土住民が歓迎されていないと感じる」と指摘。このため今年も新店舗は開設せず1~2店舗閉鎖する考えで、年内に契約が切れるピーク店と銅鑼湾の1店舗を閉鎖するという。六福の黄偉常・会長は、今年に入ってからの来店者数は昨年10月のセントラル占拠の時期にも劣るため、「店舗拡大計画は棚上げする」と表明、賃貸料が引き上げられれば撤退することも示唆した。【関連記事】