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メーデー連休、本土客の減少傾向止まらず
メーデー連休を間近に控えた今も、中国本土観光客の出足は鈍いままのようだ。4月29日付香港各紙が各界の声を伝えている。まず本土客の動向について、旅遊業議会の董耀中・主席は「昨年の同期間中に香港を訪れた本土からのツアー客は1日当たり平均285組あったが、今年は250組程度。およそ1割の減少が見込まれる」と予想。またホテルの予約に関しても、酒店業主連会の李漢城・総幹事は「3つ星ホテルの5月1~2日の2日間の予約状況は7割を超える程度。特に3日は6割しか埋っていないホテルもある」と不振を嘆く。本土観光客の減少の理由についてはさまざまな要因が挙げられているが、旅行ガイド団体のある幹部は「並行輸入活動に対するデモが過激化している現状に本土客が反感を抱き香港を避けたのではないか」と分析。香港入境旅行社協会の主席は「以前は7日間もあったメーデー連休だが今年は土日を入れてもたったの3日間」と、その短さを指摘している。また、「3~4泊の香港旅行はもう飽きられている。どうせ行くなら日本や韓国、台湾、タイなどに行くだろう」とも付け加えた。【関連記事】