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証取「相互乗り入れ」限度額を拡大か
上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)を巡り、当局が投資限度額(買付額から売付額を引いた差額)の引き上げを検討している。上海→香港の1日当たり限度額は現行の105億人民元から400億人民元(約7730億円)に、香港→上海は同130億人民元から200億人民元に、それぞれ拡大する方針という。また、全体の取引枠(それぞれ2500億人民元、3000億人民元)は廃止する方向で検討しているようだ。現地メディアが13日伝えた。「相互乗り入れ」スキームを通じ、資金の流れが加速していることが背景。特に足元では、上海→香港の資金流入が急速に拡大している。その要因としては、◆イースター・清明節連休中(3~7日)の中国本土マーケットの上昇で、香港株の出遅れ感が意識されたこと、◆中国当局が先月27日、公募ファンドによる香港株投資の要件を緩和したこと――などがある。上海→香港の投資額は8~10日の連日で、1日当たり投資限度額の上限に達した。(フィスコ提供)【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=11087