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台風の進路予測、5日前から開始
香港天文台は3月23日、2015年の台風と降水量に関する長期予報を発表した。24日付香港各紙によると、1個目の台風の襲来は早ければ6月。香港に上陸あるいは500キロメートルの暴風圏に接近する台風の数を平年並みの4~7個と予測している。これまでは台風の進路に関して3日前から予報してきたが、今後は5日前から始め、市民に早めの備えを呼び掛ける。現在は最初の予報日から5日目の進路予測の確度は10年前の3日目の予測と同等のレベルまで進歩しているという。一方、昨年6~11月の気温は27.6度で1884年の観測開始以来、同期としては最も高い気温を記録した。地球温暖化に伴い、今後この記録が破られていく可能性は高いそうだ。今年も春夏にエルニーニョ現象が継続しており、台風の発生数への影響はないとみられるものの、今年の夏は気温が高くなると予測される。通年の雨量は2000~2600ミリメートルの見込みで、平年並みかやや少なめだ。【関連記事】