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携帯アプリ「WeChat」で集客し売春
香港警察は3月10日、携帯電話のインスタントメッセンジャーアプリ「微信(WeChat)」やインターネットを使って売春あっ旋を行っていた組織を摘発した。11日付香港各紙によれば、当局は寄せられた情報をもとに買春客にふんした職員を派遣し、おとり捜査を展開。旺角の2軒のホテルで中国本土籍の売春婦34人とあっ旋の容疑者4人を逮捕した。現場では前日の売り上げと思われる現金18万ドルと避妊具、タオルなどが押収された。売春婦たちは四川省や湖南省、広東省など出身の18~36歳で、1回あたりの料金は900~1200ドル。そのうち、売春婦本人の手に入るのは1回あたり300~400ドルだったらしい。女たちは1週間ほど香港に滞在し、1日平均5~6人の客をとっていたという。あっ旋容疑の男女4人のうち本土籍の男女は売り上げを本土に持ち帰る役割で、香港籍の女は売春婦のメーキャップや宣伝用の写真撮影などを担当していたものとみられる。この組織は1カ月に500万ドル余りの収益を得ており、過去数か月の営業額は2000万ドルを超えていたと推算される。【関連記事】