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春節の航空券、通常時の4倍値も
春節(旧正月)を目前に控え、航空会社の強気な姿勢が目立っている。2月16日付香港各紙によると、最も強気なのがキャセイ・パシフィック航空だ。20日発25日戻りのバンコク往復チケットが1万2533ドルと、ひと月前の価格2793ドルの4倍以上となっているという。同じくキャセイでは北海道便も、同日程で通常価格7134ドル→春節価格1万6241ドル、香港航空の北海道便でも同5601ドル→同1万4431ドルと枚挙にいとまがない。ちなみに同じ時期のニューヨーク便やパリ便でさえ1万ドル程度。アジア便より長距離便の方が安くなる逆転現象が起きるほどの過熱ぶりといえる。東瀛遊(EGLツアーズ)のCEOからは「昨年以来、香港ドル高で日本や韓国、タイなどが相変わらず好調だ。人気の路線はすでに99%のほぼ満席状態で、わが社ではもう新規のツアーは募集していない」と事実上の打ち止め宣言も聞こえている。また、バンコク・エアウェイズやジェットスター・アジアなどの格安航空会社(LCC)でさえも春節時期の航空券は全く安くはなっておらず、大手航空会社に引けを取らない金額だという。【関連記事】