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香港青少年軍総会が発足、解放軍の理解へ
香港の若者からなる「香港青少年軍総会」が1月18日に発足し、一部で物議を醸している。19日付香港各紙によると、香港青少年軍総会は「香港唯一の中国式軍事トレーニングを訓練基礎とする志願制制服団体」とされ、梁振英・行政長官、中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の張暁明・主任、中国人民解放軍駐香港部隊の譚本宏・司令員が名誉賛助人、梁長官夫人の梁唐青儀氏が総司令を務める。青少年の責任感を培い、香港のためのリーダーや優秀な人材を育成することを目標とする。18日に駐香港部隊昂船洲軍営で行われた成立式典には約300人の大学生・中高生代表が参加。香港では11の制服団体が特区政府民政事務局の一般会計での資金援助を受けているが、同総会は当面は政府に資金援助を申請しないという。だが教育界では「洗脳」や香港人を解放軍に入隊させる布石との見方や、学生が祖国や解放軍について理解するのは当然で問題を政治化すべきでないなどの意見が上がっている。【関連記事】