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梁長官の立法会答弁、学生会報批判で舌戦
梁振英・行政長官は1月15日、立法会答弁に出席し、施政報告(施政方針演説)に盛り込まれた香港大学学生会の会報『学苑』と書籍『香港民族論』への批判をめぐり民主派議員と舌戦が繰り広げられた。16日付香港各紙によると、公民党の梁家傑・代表は、梁長官が自らの政治的地位を強固にするため「香港独立」問題を誇張していると述べ、「施政報告」を「政治闘争綱領」に変えたと非難。工党の李卓人・主席は、梁長官が「セントラル占拠行動」の反省として毛沢東のように批判闘争を起こし、香港で「文化大革命」をやろうとしていると指摘した。梁長官は逆に彼らに対し、それら論調(香港の自決、独立、建国)を支持するのかどうかを問いただしたり、「2017年の政治体制改革を支持しないならば『普通選挙』つぶしだ」と批判した。『香港民族論』は施政報告で名指しされてから書店への注文が相次ぎ、香港大学学生会は3000部の増刷を決定した。【関連記事】