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莎莎の売り上げ低迷、過去6年で最低
化粧品小売りの莎莎国際が今年度第3四半期(10~12月期)の決算を発表、香港マカオ地区の既存店の売り上げが前年同期比で2.7%も減少したことがわかった。1月13日付香港各紙によると、全体の売上高も同0.5%減とマイナスに転じ、2009年以来、過去6年で最低の数字となったという。加えて平均客単価も403ドルと、同6.4%も減少した。一般的には売り上げの落ち込みは占拠行動の影響と思われがちだが、コンサルタント会社AMTDの幹部は「店舗が香港内で分散している莎莎には占拠行動の影響はごくわずか」と反論、「本土経済の減速に加え、反腐敗で消費自体が鈍っているためだろう」と分析した。また、今後についても「この傾向は年内も続き、香港の小売業全体の売り上げに下振れ圧力がかかるだろう」と予測した。【関連記事】