旺角の彌敦道（ネーザンロード）で１１月２６日、バリケードなどを撤去する裁判所臨時禁止令の強制執行が行われたが、銅鑼湾や金鐘の占拠地でも間もなく強制執行が行われるとみられている。２７日付香港各紙によると、旺角では２６日午後３時に交通が回復した後も周辺でデモ隊と警官隊の衝突は続き、２５日からの２日間の逮捕者は１５９人に上った。所属団体で見ると逮捕者は社会民主連線、人民力量、熱血公民といった過激な団体に多く、ほかに香港専上学生連会、学民思潮、左翼２１、土地正義連盟などが挙げられる。１９日に立法会を襲撃したのも熱血公民とされる。特区政府は週末にかけて再びデモ隊が戻って来ることも考慮し、その状況を見てから銅鑼湾での強制執行に着手するともいわれている。また占拠行動に参加している民主派関係者は「政府幹部はクリスマス前までに占拠行動を収束させたいと考えている」との情報を得たという。週末の様子を見て旺角が再び占拠されることがない限りは金鐘でも２週間以内に禁止令が執行されると指摘している。
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