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セントラル占拠発起人、条件付き撤退を提案
セントラル占拠行動の陳健民・発起人は11月18日付『明報』に寄稿し、デモ隊の条件付き撤退を提唱した。同紙などによると、陳氏は占拠行動を続けることが香港専上学生連会(学連)と政府が対話するカードになるか、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の決定撤回につながるかに疑問を呈し、これら目標は短期的に実現できる可能性が低いため、長期的な民主運動の準備を検討すべきだと述べた。陳氏は撤退条件として2つを提案。1つは民主派議員の辞職による補欠選挙と引き換えに撤退。もう1つは占拠範囲を縮小し、特区政府本庁舎と立法会議事堂の周辺に集中させ、市民への影響を低減すること。だが学連の周永康・秘書長は「条件付き撤退の提案はまず占拠参加者の意見を聞くべき」と強調。占拠範囲縮小については参加者数によっておのずと調整されるとみている。【関連記事】