香港中文大学伝播与民意調査中心が２年ごとに行っているアイデンティティーに関する調査で、「中国人」意識が返還後で最低となったことが分かった。１１月１１日付香港各紙によると、調査は１０月１６～１７、２０～２４日、８１０人を対象に行われた。アイデンティティーに対する回答は「香港人」が２６．８％、「香港人、ただし中国人でもある」が４２％、「中国人、ただし香港人でもある」が２２．３％、「中国人」が８．９％だった。「中国人」は１９９７年の３２．１％から大幅に低下したほか、「香港人」は過去最高だった９８年の２８．８％をやや下回るものの過去最低だった２００８年の１６．８％から上昇した。ただし１８～３４歳の８０年代以降生まれの世代では「香港人」が３８．１％、「中国人」が４．３％だった。【関連記事】