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立法会議員の補選案、民主派内部でも分裂
香港専上学生連会(学連)、学民思潮、セントラル占拠発起人、民主派政党、民間団体は11月5日、立法会議員辞職による補欠選挙を住民投票に代える件について5者会議を行った。6日付香港各紙によると、会議では合意は得られず11日に再度会議することとなった。民主党と工党は目的や効果を疑問視し会議前すでに否定的な立場を決め、他の議員も立場を保留していたが、社会民主連線(社民連)の梁国雄・議員は一貫して支持を表明。直接選挙枠5地区での辞職については、ひとたび親政府派が参戦すれば民主派が否決権を失う可能性が高いほか、補欠選挙までの期間に親政府派が議事妨害を防ぐ修正案を可決させるとの意見が上がった。一方、民主建港協進連盟(民建連)の鄭耀宗・主席は先に占拠撤退を条件に学連代表と中央との対話を仲介すると申し出た。学連はこれを拒否したものの、5日には董建華・元行政長官(全国政協副主席)や范徐麗泰・前立法会議長(全人代常務委員)らに仲介を要求する公開書簡を発表した。さらに民間人権陣線は同日、全人代常務委の決定撤回と中央との対話を求めるデモ行進を9日に行うと発表。数百人を集めセントラルから西環の中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)まで行進する。学連代表の北京行きはこのデモの後となりそうだ。【関連記事】