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セントラル占拠、「広場投票」を棚上げ
香港専上学生連会(学連)、学民思潮、セントラル占拠行動などは10月26日、占拠行動の参加・支持者を対象に行う予定だった「広場投票」を棚上げすると発表した。24~26日付香港各紙と香港電台(RTHK)ニュースによると、投票計画は政府が対話で提示した内容について意見を集めるため学連と学民思潮が23日に発表したもので、占拠地で26、27日夜に香港大学民意研究計画のアプリで行うことになっていた。当初の質問内容は(1)政府が設ける多元的なプラットホームでは2017年以前の政治体制改革も討議すべきか(2)政府が国務院香港マカオ弁公室へ提出する報告書には決議性または憲法的効力を持たせるべきか――だった。だが24日にセントラル占拠行動発起人や民主派関係者らと討議した後に(1)政府の報告書に全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の決定を撤回する要求を含める(2)プラットホームは16年の立法会議員選挙での職能別選挙枠の廃止、17年の行政長官選挙での住民指名導入を確立する――と強硬な内容に変わった。当初は金鐘だけだった投票場所に銅鑼湾と旺角も加わった。だが26日午後に突如、棚上げの共同声明を発表。投票形式と議題設定に対する異議や実際の効果への疑問などが上がったため、決定前の協議が足りなかったとして謝罪した。【関連記事】