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最新号の内容 -20141022 No:3567
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政府と学生団体が対話、中央への報告を承諾

 林鄭月娥・政務長官らは10月21日、香港専上学生連会(学連)代表との初めての対話を行った。対話は午後6時から2時間、黄竹坑医専大楼で嶺南大学の鄭国漢・校長を司会者に招き、双方から5人が出席して行われた。対話の模様は香港電台(RTHK)を通じて生中継された。学連側は特区政府が全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会に提出した報告書は不完全で、それに基づいて全人代は誤った決定を下したと主張。政府に補充報告書を全人代常務委に提出するよう求めた。だが政府側は中央をミスリードしたことには同意せず、補充報告書の提出は拒否。ただし国務院香港マカオ弁公室に報告を提出し、最新の世論状況を反映させることを承諾した。RTHKニュースによると、金鐘で対話の様子を見守っていたデモ参加者らは、政府が問題解決の道筋を示さなかったことに不満を表し、現時点では撤退しない姿勢を示した。【関連記事】