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来週にも政府と学生が対話、司会は大学校長
特区政府は10月16日、記者会見を行い、来週にも学生団体代表と対話を行うことを明らかにした。会見には梁振英・行政長官、林鄭月娥・政務長官、政制及内地事務局の譚志源・局長が出席。梁長官は交通などの社会秩序の回復、政治体制改革の推進、各界との対話について引き続き努力すると表明。香港専上学生連会(学連)とは過去数日に何人かの仲介者を通じて接触したことを明らかにし、早ければ来週にも対話を実現したいと述べた。政府は会談場所と司会者を模索中で、司会には大学校長を招き客観的で公平な対話を進行することを提案した。また香港基本法と全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の決定には違反できないが、指名委員会の具体的構成などで討論の余地があると指摘。一方で基本法改正や全人代常務委の決定撤回などは現実的でないと述べた。学生らが要求する全人代常務委への補充報告提出については、報告書以外にも各界から寄せられた意見の原文をすべて提出したほか、全人代常務委の決定前に民主派議員も共に中央官僚と会談したはずと説明した。【関連記事】