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メッシの試合もセントラル占拠で影響か?
香港サッカー協会(HKFA)の創立100周年を記念した親善試合「香港代表対アルゼンチン代表」が10月14日に香港スタジアムで開催される。来港メンバーにはスーパースターのリオネル・メッシら有名選手が含まれるものの、チケットの売れ行きが芳しくなく、試合当日は空席が目立ちそうだ。10月13日付『信報』によると、HKFAは今回の親善試合の準備に1年の歳月と3000万ドルもの資金を費やした。ところが、チケット発売初日の8月21日に完売したのは最も高価な1800ドルと最も安価な490ドル、学生・高齢者用の250ドルの3種のみ。590、850、1300ドルのチケットの人気は低く現在もチケット総数の6割が売れ残ったままで、満員御礼を予想していたHKFAとしては大赤字に頭が痛いという。HKFAの梁孔徳(ブライアン・リョン)主席は長引くセントラル占拠による交通マヒの影響があると浮かない顔だ。外出しにくくなり、市民の観戦意欲が失われたと話している。これに対しサポーターらはチケットが高すぎると指摘。また、旧英国植民地の香港では南米のチームよりも英プレミアリーグのほうが人気が高いことや主催者の宣伝不足、チケット発売時に来港メンバーが確定しておらず前売り券購入をためらった人が多いことなども売れ行き不振の原因のようだ。13日にHKFAが正式発表した来港メンバーにはメッシの名前もある。会場の香港スタジアムでは当日券も販売されるため、HKFAでは当日の客足増加に期待を寄せている。【関連記事】