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セントラル占拠、企業が大学への賛助取りやめ
デベロッパーの俊和発展集団は10月9日、セントラル占拠を受けて4大学に奨学金や賛助金を取りやめると通達した。12日付香港各紙によると、同社は香港大学、香港中文大学、香港科技大学、香港理工大学に対し総額約130万ドルの奨学金とその他の形式の賛助を行っている。だが同社の彭一邦・副会長は通達で、各校の学者や指導者がセントラル占拠に参加するなどの態度に失望を表明。「学生らに違法な行為で目的を達成してもよいと誤解させる」ことなどを指摘し、「奨学金と賛助金の中止を決定し、協力関係を再考する」と述べた。香港大学の学生会会長は「賛助取り消しの理由は理不尽で、政治的圧力」と指摘。香港大学法律学院の陳弘毅・教授(香港基本法委員)は「セントラル占拠の参加者は少数に過ぎない」と指摘し、企業は大多数の学生が学業に専念していないと誤解しないよう求めた。【関連記事】