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観塘、エレベーター落下で29人が負傷
14階建てのビルの12階からエレベーターが落下、29人がケガをする事故が起きた。10月9日付香港各紙によると、事故が起きたのは8日の夜8時半ごろ、場所は観塘の工業ビル「時運工業大廈」。同ビルのエンジニアリング会社の社員が終業後エレベーターに乗り込み、ドアが閉まるやいなや、すぐさま落下したという。落下の直接の原因は重量オーバーとみられている。定員21人のところに29人と大幅に超過していたためで、乗客の重みにワイヤーが耐え切れなかったようだ。ただ、当時は定員超過を知らせるブザーも鳴らず、運転を停止させるセンサーも稼動していなかったとの証言もある。調速機は稼動していたようで、乗客29人の生命に別状はないが、2人が重傷、ほかはあごや脚に軽いケガを負っている。現在も引き続き、警察や消防署が事故原因を調査中だが、同ビルは築35年、エレベーター自体はおよそ3年前に入れ替えたもので、点検も昨年に行ったばかりだった。【関連記事】