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セントラル占拠、政府職員が登庁可能に
セントラル占拠が9日目を迎えた10月6日、特区政府本庁舎の周辺では一部デモ隊が前日に撤収したため、政府職員の登庁が可能となった。同日付香港各紙によると、特区政府は5日午後に発表した声明で香港専上学生連会(学連)との対話条件としてMTR金鐘駅から政府本庁舎への陸橋、行政長官弁公室への通路を開放し、約3000人の職員が登庁できるようにすることを要求。これに対し学連は占拠場所での市民との衝突を警察が妥当に処理することが対話の前提と強調していた。だが午後6時ごろ、行政長官弁公室前と旺角のデモ隊代表者が撤退を宣言。政府本庁舎への陸橋も約2メートルの通路が空けられたため、政府職員の登庁が可能となった。ただし学連と学民思潮は撤退を呼びかけたことはないと表明。学連は対話の原則として(1)数回にわたり会談を行う(2)対話は対等である(3)政治体制改革で実質的な成果を得る――の3つを提示した。【関連記事】