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セントラル占拠、市民生活・経済に影響表れる
セントラル占拠は金鍾から始まり、湾仔、銅鑼湾、旺角に続いて尖沙咀、上水でも発生し影響が広がっている。10月1~2日付香港各紙によると、梁振英・行政長官は9月30日、「セントラル占拠は比較的長く続くとみられ、社会は十分な準備が必要」と述べたほか、すでに市民生活と経済への影響が表れ始めたと指摘。まずは、けが人や病人の病院到着に遅れが出ていることを挙げた。警察の報告では、救急車は通報を受けてから12分以内に現場に到着することになっているが、28~29日は中環・金鍾一帯でその達成率が60~70%に低下。最も遅れた例では43.5分かかったという。セントラル占拠の影響で車両が通行できない車道は計3670メートルに及んでいる。警察はデモ隊に公共交通機関や緊急救援車両の通行用に道路の一部を空けるよう説得している。また国家旅遊局は1日から7日まで中国本土から香港への旅行ツアーの認可を停止したことが分かった。香港酒店業主連合会は、セントラル占拠の影響による各ホテルの1日当たりの平均損失額は中型で約25万ドル、大型で約100万ドルと説明した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=10068